体脂肪率と体格指数

「体脂肪率」と「体格指数」、耳にした事のある人も多いのではないでしょうか。体脂肪率は、身体全体に占める脂肪の割合を指します。男女差があり、標準値は成人男性は15~19%、成人女性が25%前後とされています。

内臓脂肪の蓄積は生活習慣病のリスクにもなりますが、体脂肪率には内臓脂肪と皮下脂肪が含まれますので、健康障害と相関するとは言えません。最近では体重だけでなく体脂肪率も表示してくれる市販の体重計が増えたので家庭でも簡単に体脂肪率を測れます。

ただし、多くは身体に弱い電流を流して体脂肪率を求めるものです。ですので、医療機関ほども正確さではありませんが、参考程度にはなると思います。時間や条件を一定にして測ればおおよそ長期的な傾向を知る事は可能だと思います。気になっている方は測定記録をつけてみると良いかもしれませんね。

さて続いて体格指数についてお話しします。体格指数、即ちBMIの事です。後者の方が馴染み深いでしょうか。BMIは〔体重(㎏)〕÷〔身長(m)〕²で算出されます。また、身長に対してBMIは22である体重がその人の標準体重、つまり健康において理想体重とされます。

すなわち、標準体重(㎏)=〔身長(m)〕²×22という事になります。例えば身長が168㎝だとしましょう。この場合、1.68m×1.68m×22という事になります。計算すると、この人は約62.1㎏が標準体重という事になるのです。