炎症反応

炎症というのは、免疫と関連する生体反応であり、身体に何らかの有害な刺激を受けた時に免疫応答が作動する事で出現します。「炎症の4兆候」と呼ばれ、発赤・熱感・腫脹・疼痛が症状として現れます。機能障害を含めて「炎症の5兆候」と言われる事も有ります。

怪我をした際にその部位が化膿したりしますよね。このようにして危険サインを出し、全身を守るという仕組みになっています。基本的にこの免疫・炎症が生体を守る反応になりますが、これが過剰に働いてしまうと逆に生体に不利益となってしまいます。

たとえば、非自己じゃなく自己成分に対しても反応してしまう自己免疫性疾患が挙げられます。全身性エリテマトーデス・関節リウマチ等女性に多いというのが特徴です。

また、炎症も生体の防御反応の1つで、過剰な炎症反応によって生体の自己組織の損傷・生体の苦痛をもたらします。炎症の部位の痛み・感染のときの熱の辛さなどをイメージすると解りやすいのではないでしょうか。