赤血球に関わる検査

赤血球とは、全身に酸素を運搬する物質です。この赤血球の単位体積あたりの数を測定したのが赤血球数になります。そして赤血球の赤色の元となっているのがヘモグロビンです。ヘモグロビンは化学的に濃度を測定する事が可能な為、酸素の運搬能力を反映する事ができます。

赤血球が血液全体の容積の内に占める割合の事をヘマトクリットと言います。これら赤血球に関わりあいのある検査は、貧血などの診断に役立てられます。赤血球恒数検査では、平均赤血球容積(MCV)・平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)・平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)からなる検査で、こちらも同様に貧血診断に用いられます。

この3項目の数値をすべてまとめて自動赤血球計測器で測定する事が現在は可能です。測定も短時間で済みます。